透明にはなれないが不透明にはならない。

そういうのを半透明になるっていうことにした。

 

先行きが不透明だと暗くて嫌だけど、透明と言うと嘘になるので、先行きは半透明っていうことにした。

 

事柄を不透明っていうと何かを隠しているようだし、

全てを透明にすると逃げ場所がなくなる感じがしたので、半透明な事柄ということにした。

 

作品は様々な要素が混ざり合った液体のようなものだと思う。

意識的に混ぜる事も、無意識に混ざる事もある。

混ぜないと意識したものもあるし、無意識に混ざらないようにいつも注意する。

 

混ぜていいものには幅がある。何となく此処から其処まで。

この幅は伸びたり縮んだりするが無限では無い。

 

視覚には液体に混ざったもののうち濃度が高い部分が映る。

でも見え方が変わると濃度のうすいものもちょっとだけ見えたり感じたりすることがある。

それに気がついた瞬間、目の中で濃度が逆転する。

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